新卒で入社し研修を受けた後、大手製鉄会社グループへ施工管理員として着任。製鉄所構内の建屋の屋根や壁の張り替え、機械を動かすための設備点検などを行いました。ひとつの現場を10～20人で担当。小規模ではありながらも、複数の工事が並行して進められていたので総合的なボリュームがあり、ひと通りの仕事内容を覚えることができました。
早く仕事を覚えるために現場で心がけていたのは、職人さんたちに自分から積極的に話しかけること。実際の作業は職人さんたちがしてくださるので、工事の進め方や管理体制など、皆さんが働きやすい環境を実現するためにも、現場の声を大切にしていました。ここでの経験は、のちに担当する営業でも非常に役立っています。

新卒未経験の人たちにとって、新たに着任する企業の詳細や業務内容などは、とても気になること。営業として、そのあたりを細かく伝えながら、自分の体験も交え、将来的な見通しも伝えています。「最初はこういうことに戸惑うと思うけれど、こうするといいよ」「仕事を続けていると、こういう壁にぶち当たるけれど、こうすれば乗り越えられるよ」などのアドバイスほか、職人さんたちとどのように関係性を築くとよいかなども話しながら、ていねいなフォローを心がけてます。
また、最近は女性の参入も増えています。それぞれが持つきめ細やかな視点や柔軟な考え方を大切にしながら、気持ちよく働いてもらえる環境を整えていくことも、今後の課題のひとつと考えています。