ENTRY
世代別リーダー座談会Generational Leaders Session
Profile

SESエンジニア /セクションリーダー 有川 和哉(50代) 2018年入社 前職では、顧客先に常駐し、ITエンジニアの業務に加えマネジメントに従事。転職活動ではなく、所属部門の事業譲渡でOSTechに合流。現在は顧客先のDX推進プロジェクトを担当。

自動車部品の設計 /セクションリーダー 丹羽 農(40代) 2011年入社 キャリアのほとんどが自動車業界。現在も自動車メーカーに常駐し、部品の設計を担当している。新規案件に携わる機会も多い。

生産技術 /チームリーダー 橋本 一生(30代) 2021年入社 前職はメッキ加工工場のオペレーター。OSTech入社後は、生産技術職として大手メーカーでスマートフォン部品の新規開発に携わる。

社会状況の変化にどう対応するか。 リーダーとして新たな課題に挑む。

有川
2020年以降、社会状況が大きく変化して、業務でもいろいろな変化に対応しなくてはならなかったですよね。みなさんの現場ではどのような変化があり、それに伴うどのような課題がありましたか?
丹羽
私たちは就業先での業務がメインですが、社内研修を通したコミュニケーションというものが実は大切なんだと考えています。異なる就業先やキャリアのメンバーと交流できる機会は貴重ですから。ですが、感染症拡大の影響で集合研修がなかなか開けない状況が続いてしまったんです。そこで私の所属する高崎支店ではオンラインによる1対1の研修を始めました。個別研修で知識や技術を深めることが狙いです。それに加えて、状況を見ながら徐々に集合研修の開催も増やしているところです。
橋本
私もコミュニケーションづくりを重視しています。コロナ禍でも状況が許す限り、チームメンバーと顔を合わせて直接話す時間を設けています。メンバーの人となり、経験などを知ることで、その後のコミュニケーションも円滑になりましたね。コミュニケーション以外にも、コロナ禍でリスク管理の重要性を実感。想定外のことにも対応できるマネジメントのスキルをもっと磨きたいという想いも出てきました。
有川
私の就業先は100%テレワークになりました。通勤地獄から解放されたのは嬉しいのですが、チームメンバー間のコミュニケーションづくりという点ではデメリットもありましたね。チャットでの連絡がメインなので、悩みや課題を抱えていたり、体調がすぐれなかったり、といった変化に気づくのが遅れてしまいがちでした。それを解消するために、毎日の朝会で情報を共有し、オンライン会議を増やしたんです。丹羽さんが「1対1の研修」とおっしゃっていましたが、週に一度はメンバーと個別に話をする機会を持つようにしています。
丹羽
私の就業先ではテレワークは月4~6回ほどです。現場での作業が多いので、100%テレワークとはいかないですが、リアルでコミュニケーションをとる機会が多いのはメリットです。ひとりではパーフェクトにできないことも、経験豊富な方の意見を聞き、同僚とディスカッションすることでより良いものができてきます。それをまとめて、3Dモデルや2Dの図面化など作業に没頭したいときはテレワークを活用しています。就業先の自由度が高いので、自分の裁量で効率的に進められる点は助かっています。
有川
今後は働き方をより個人の裁量で決められるようになるといいですよね。出社とテレワークのハイブリッドで進められるようになれば、効率化も図れると思います。
橋本
私は測定器ありきの現場なので、テレワークは週に1回です。就業先は金沢ですが、自宅は富山にあり、今は単身赴任しています。金曜日がテレワークなので、その日は富山の自宅に戻っています。テレワークだと子どもの保育園の送り迎えができるのは嬉しいですね。前職では日勤も夜勤もあり、休日出勤にも対応していたのですが、OSTechでは平日は仕事に集中し、休日はしっかり休んで家族との時間を大切にできています。
丹羽
テレワークの日は、私が朝食を作って、家族で食べることもあります。学童へのお迎えもできるし、休日は子どものサッカーの試合を見に行く時間も取れています。家族とのコミュニケーションは以前よりも多くなりましたね。テレワークが浸透し、ライフワークバランスが充実したと感じています。
有川
そうですよね。社会状況の変化はマイナス面だけではなく、プラスの変化も促してくれていると実感しますね。妻は出社していて、息子は高校に通学しているので、日中は自宅に私一人になります。皿洗いや掃除を担当し、家事の分担が変わったことで、妻の負担を軽くできたかなと思っています。

自分の力を発揮できる環境。 教育体制の充実度もOSTechの強み。

橋本
OSTechに中途入社して実感していることは、これまでの経験や身につけたスキルをきちんと評価してもらえ、それらを存分に発揮できる業務を担当できている満足感です。前職よりも上流の工程で、即戦力として現場に入ることができました。
丹羽
私も中途入社組ですが、OSTech入社の決め手は経験やスキルの評価が給与にもしっかりと反映される体制でした。実際、OSTechに入って給与が30%ほどアップしたんですよね。新規案件に携わる機会も多く、開発職の醍醐味を感じています。
有川
私はITエンジニアとして、システムの開発・保守・管理を行うシステムエンジニアリングサービス(SES)に携わってきました。勤務していた会社の事業譲渡に伴ってOSTechにジョインして驚いたのは、所属するエンジニアのリソースが豊富であるということでした。前職では新しい人材を採用することが難しく、事業の成長が期待できない状況だったんです。教育体制も整っていて、新卒でも中途採用でも技術を持ったうえで業務に就けるということは大きな強みだと思います。
丹羽
未経験・専門外であっても、やってみたいことにチャレンジできることも、OSTechのいいところですね。例えば自動車業界といったひとつの業種の中でも、いろいろな企業の現場を経験することで、多様性のある、幅や厚みを持ったエンジニアとして活躍できるようになります。
橋本
全国に就業先があることもメリットだと思います。たとえ今の就業先でアンマッチがあったとしても、次のキャリアに挑戦できる体制が整っていると感じていますね。エリアを限定しなければ、希望に合う就業先が見つかる可能性も高まります。私の所属する金沢支店には、北陸出身ではないメンバーも多いんですよ。
有川
同期が多く、東日本エリアだけでも300人近くが新卒入社しています。同期なら小さい悩みも相談できるし、エンジニア同士が交流できる機会も豊富です。エンジニアが働きやすい、次のキャリアを目指しやすい環境が日々構築されていることも、働く上で嬉しいポイントだと思いますよ。

チャンスをつかめる環境づくり。 この業界で働く魅力を伝えたい。

橋本
OSTechはエンジニアをバックアップする体制が充実しています。多くの就業先で多彩な技術を見たり、習得したりするチャンスもあるので、それらを活用して知識や技術を深めながら、自分の足元を固めていきたいですね。数年後には狭い視野でも広い視野でも物事を捉え、決定できる力を身につけることが目標です。また、チームリーダーとして6人いるメンバーのスキルアップをどう実現していくかを考えることも重要な業務のひとつです。マネジメントを極めることでキャリアアップも叶えたいと考えています。
丹羽
若手のメンバーや業界未経験者にチャンスをつかんでもらえる環境を創ることが、私の目指すところです。彼らがもう一段スキルアップするために何ができるか。異業種にも対応できる研修体制など後押しする仕組みを構築したいですね。知識やスキルを引き上げた上で就業先に派遣することで、OSTechのブランディングにもなるはず。安心感の高い環境を突き詰め、より上を目指して羽ばたける体制づくりが今後の課題です。
有川
新卒社員に向けた技術者座談会を開催していて、「下流の仕事しかできない」「プログラムが書ければいい」といったSESへの誤った認識があると感じました。実際は、本人のスキルアップ次第で上流工程に携わることもできますし、プロジェクトマネージャーになれば、お客様にどういうサービスを届けられるかを提案していくのが仕事です。IT業界は変化が激しいからこそ、最適な課題解決を模索する力が重要となりますが、複数の顧客を経験することで将来的にはそうした力を身につけていってほしい。業務やマネジメントを通してSESエンジニアとして働く素晴らしさを伝えたいですね。