Interviewインタビュー

  • 自動車開発は、地道な作業の積み重ね。集中力が求められる仕事 株式会社アネブル 技術本部 第1試験部 第1グループ チーフ 角沢亘さん 2007年入社 35歳

「自動車開発に携わりたい」という想いで、未経験から入社

角沢さんは現在、エンジン性能試験などを行なうアネブルの本社で、メーカーから委託されたエンジン開発業務に携わっているそうですね。これまでは、どんな業務に携わっていたのですか?
角沢さん入社したばかりの頃は、派遣先のメーカーで、試作エンジンの信頼性評価を行っていました。
その後は部署移動して、バイク車体の強度評価に携わりました。具体的には、バイクのフレームに力や振動を加え、データを採取するなどの実機評価業務です。
アネブルに入社したきっかけを教えてください。
角沢さん入社するまでの5年ほどは、自動車販売店の整備工場で、自動車整備の仕事をしていました。自動車エンジンに関わっているうちに、「自動車開発に携わりたい」という気持ちが湧いてきたんです。そのとき、弊社の採用募集広告を見つけ、今に至ります。
入社後は、どんな気づきがありましたか?
角沢さん想像していたよりも、「地道な作業の積み重ねだ」と思いましたね。また、実機を使用した評価が主かと思っていましたが、実際はシミュレーションによって、ある程度の解析ができていることも知りました。
さらに、時間がひっ迫しているため、タイトな開発スケジュールであることや、モデルチェンジのサイクルに合わせたスケジュールの感覚もわかるようになりました。
社内には、どんなメンバーがいるのでしょうか?
角沢さん在籍年数の長い人のなかには、「自動車が大好き」という人が多い印象です。また、エンジン開発経験のある人もいれば、私のように全くの未経験でも「自動車関係の仕事がしたい」と入社した人もいます。
ここ2〜3年は、新卒採用にも力を入れているようですが、若いメンバーのなかには自動車免許を持っていない人もいるんです。
角沢亘さん

好きなことに集中して取り組める人が向いている仕事

アネブルに入社すると、どのような経験を積めるのでしょうか?
角沢さん本社に実験設備があるので、自社で評価業務に携わることができます。お客様(メーカー)からの依頼をもとに、自分たちのペースでスケジュールを組むことのできる環境です。また評価業務では、報告するまでのプロセスを一貫して経験することもできます。
仕事で大変だと感じることはありますか?
角沢さん予期しない問題が発生することは多々あるので、スケジュールがひっ迫することや、開発スケジュールがタイトなことは大変ですね。
ただ、やってみたい仕事があれば、相談して提案できる環境ですし、取引先に常駐して、お客様先で仕事をすることもできます。自動車関連でやりたいことがあれば、実現しやすい会社だと思いますよ。評価業務に携わった自動車が製品となって流通すると、大きなやりがいを感じるんです。
タイムスケジュール
どんな人と一緒に仕事したいと思いますか?
角沢さん「学生生活で取り組んできた」ことに自信を持てる人と仕事したいです。私の仕事は、好きなことに集中できる人のほうが向いていると思います。
最後に、就職活動中の学生にメッセージをお願いします。
角沢さん就職活動では、「未来像」をイメージして取り組むといいかもしれません。学生時代は、今後やりたい仕事を見据えたチャレンジも必要だとは思いますが、学生のうちにしかできないことも、いろいろとチャレンジしたほうがいいでしょう。まずは、興味が持てるものを見つけてみてください。
角沢亘さん