Interviewインタビュー

  • 根拠ある見積りを作成するために、幅広いスキルを身につけていきたい モバイルコミュニケーションズ 技術部 丸山大貴さん 2015年入社 27歳

建築主と設計者をつなぐ「積算」という仕事

丸山さんは、普段どのような業務に携わっているのでしょうか?
丸山さん常駐先の情報通信建設会社で、積算(せきさん)業務を行っています。積算業務とは、設計図から無線基地局を建てるために必要となる「工事費の見積り」を算出する仕事のことで、建設業界特有の職種なんです。
その積算業務では、どのようなスキルを積むことができますか。
丸山さん工事の図面を読むスキルや、Excelを利用するスキルが身につきます。また、工事全体を俯瞰して、工事費を見積もらないといけませんから、建築工事の工程や工法など、工事にかかわる全体的な知識が求められます。
工事費を安く見積もってしまえば、設計者の負担になってしまうので、設計者の意見にも耳を傾けながら、建築主(通信事業者)にも納得してもらえる金額を見積らなくてはいけない難しさがあります。
仕事のやりがいは、どんなときに感じますか?
丸山さん工事費の見積りは、「この工程はいくらかかる」と、ある程度パッケージ化されているんです。そのパッケージ化された金額をもとにしながら、根拠ある見積り金額を計算していきます。新しい装置を組み込んだ工事などで、自分なりに判断した見積りが採用されたときは、とくにやりがいを感じますね。
丸山大貴さん

「現場のリアル」を知れることが何よりも魅力

丸山さんが、モバイルコミュニケーションズに入社したきっかけを教えてください。
丸山さんモバイルコミュニケーションズに入社するまで、僕はIT業界未経験でした。しかし、「通信インフラのスキルを伸ばしていければ、自分のキャリアのプラスになるだろう」と考えていたので、社内にいる人間に声をかけてもらって、入社することを決めたんです。
実際にIT業界で働いてみて、どのように感じましたか?
丸山さんスタイリッシュに働くイメージがあったのですが、実際は泥臭い仕事も少なくありません。しかし、現場の人間とかかわる機会も多いので、「実際の現場では何が起きているか」をイメージしながら工事費の見積りを作れることは、仕事のプラスになっています。二次元の図面だけ見ていても、「この金額が本当に妥当であるか」の根拠が持ちづらいものです。
タイムスケジュール
スキルアップするために、会社から何かサポートがありましたか。
丸山さん僕は「第一級陸上特殊無線技士」という、陸上の無線局の操作を行う資格を持っています。その資格を取得できるように、会社が講座を開くなどのサポートをしてくれました。今後もいろいろな知識を身につけながら、積算業務の経験を積んでいきたいです。
最後に、就職活動中の学生にメッセージをお願いします。
丸山さん「素直さ」がある人と一緒に仕事をしたいです。とくに新入社員のかたは、わからないことや謝るべきことを素直に伝えて、スキルを伸ばす必要があると思います。
就職活動中は苦しいことも多いかと思いますが、いろいろな企業とかかわれる機会は、人生のなかで滅多にありません。そのなかで、「楽しもう」とする気持ちを持てるように心がけてみることが大事なのだと思います。
丸山大貴さん